どうやらすっかり世の中から取り残されてしまっていたのか、アラフィフオヤジが知らないうちに世の中は「ダンディズム」がブームだったようだ。

 

ダンディズムと言えば、4人組のピアノPOPバンドの「ヒゲダン」こと、「Official髭男dism」を想起する読者も多いかもしれないが、このアラフィフオヤジは最近、洋楽もJ-POPもてんで聞かなくなった上に、大晦日の紅白も観なくなったので、今どんな歌手・グループが売れてるのか、全く分からなくなってしまった。なので、このバンドのことはつい最近まで知らなかったのが、正直なところだ。が、別に今さら恥ずかしいとも何とも思わない。この開き直りの態度そのものがいわゆるオヤジ化の傾向を示しているのかもしれない。

それはともかく、初めてこのバンド名を耳にした時は、3月末にこのコロナ禍で突然お茶の間から消えてしまった志村けんが生み出した「ヒゲダンス」のことかと思ったが(30代以下は知らないかなぁ、知らなくてもYouTubeで検索できるよね)、YouTubeで彼らの音楽を聞いてみたら、なかなかいい。が、ヒゲダンの公式ウェブサイトを見てみても、メンバーの誰一人として、髭を生やしてないやないかい(笑)!確かに髭は男性をダンディーに魅せるための重要ツールであるが、これについてはまた別の機会に論じてみたい。

ところで、この新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、自宅にいる時間が長期化している読者も多いと思う。聞くところによると、この自宅待機期間の長期化で時間を持て余している人達を中心に、動画配信サービス大手の「NETFLIX(ネットフリックス)」の会員数が右肩上がりで伸びているらしい。かくいう私も普段はネットで注文したものが送料無料になるメリットしか享受していないAmazon Prime(アマゾンプライム)会員だが、会員ならかなりの本数の動画を追加料金無しで観られるPrime Videoの恩恵に預かる日々を過ごしている。

そんな私が今、Prime Videoでハマっているのが、「俺のダンディズム」という作品だ。

元々はテレビ東京系列で2014年の丁度今頃に放映されていたテレビドラマらしいのだが、これがめちゃオモロい。なんで地上波で放映された当時にこのドラマのことを知らなかったかというと、当時の放送時間帯が平日水曜の23時58分からと、私が生活している時間帯から完全に外れていたためだと推測される。よくぞネット配信してくれた、入っててよかったAmazon Prime(笑)!

それはともかく、この番組のあらすじは、課長に昇進した主人公・段田一郎(演:滝藤賢一)が、憧れの新入社員・宮本南(演:石橋杏奈)が「ダンディな男性」を好んでいると聞き、ダンディズムを極めようと奮闘する。そこで、段田はダンディな嗜好品を扱う「マダムMの店」の店主・美幸(演:森口瑤子)からダンディズムの歴史や、毎回登場するアイテムの知識とヒット商品を教えてもらいながら、少しずつダンディになっていく、というものだ。高級時計に始まり、靴やメガネ、最後は下着に至るまで様々なアイテムが紹介されているのは、全くその辺の知見が無い殿方にとっては参考になるに違いないし、いっぱしのダンディズムを語れるようになること請け合いだ。

ところで、この段田一郎が追い求める「ダンディズム」とは何だろうか。

読者でこの問いに即答できる人はどれくらいいるだろうか。

 

次回、vol.2でこの「ダンディズム」について深めていきたい。
「ダンディズムとは、やせ我慢である」